(腎細胞癌に対する承認内容)
バベンチオ®、インライタ®共通効能⼜は効果:根治切除不能⼜は転移性の腎細胞癌
インライタ® 電子添文 7. 用法及び用量に関連する注意 7.1:
抗悪性腫瘍剤(サイトカイン製剤を含む)による治療歴のない患者に対しては、PD-1/PD-L1阻害剤と併用すること。
メルクバイオファーマ株式会社はインライタ®単剤に関する情報提供は行っておりません。
インライタ®単剤に関する情報はファイザー株式会社にお問い合わせください。
バベンチオ®+インライタ®併用療法について
作用機序
バベンチオ®+インライタ®の作用機序1)
バベンチオ®は、腫瘍細胞上のPD-L1とT細胞上のPD-1の結合を阻害することで、活性型T細胞における抑制的調節を遮断し、
腫瘍の増殖を抑制します2)。
インライタ®は、VEGFR-1, -2を阻害することにより、腫瘍細胞の増殖および
⾎管新⽣を抑制し、腫瘍増殖を抑えます。また、VEGFR-3を阻害することにより、リンパ管新⽣を阻害し、リンパ⾏性の転移
を抑制します3-9)。

1)George. S. et al.: JAMA Oncol. 5(3):411,2019 より作図[著者にPfizerより講演料、コンサルタント料などを受領している者が含まれる。]
2)社内資料︓薬効薬理作⽤機序[L20170920202]
3)Hu-Lowe DD. et al.: Clin Cancer Res. 14(22) : 7272, 2008
4)社内資料︓薬効薬理試験[L20120329016]
5)社内資料︓種々の細胞におけるRTK リン酸化阻害(in vitro)[L20120402011]
6)社内資料︓VEGFR シグナル伝達の阻害(in vitro)[L20120409015]
7)社内資料︓代謝物の薬理作⽤[L20120329010]
8)社内資料︓ラット発⽣モデルにおけるVEGFR-2 のリン酸化(ラット)[L20120402012]
9)社内資料︓M24met ヒト異種移植腫瘍におけるVEGFR-2 リン酸化(マウス)[L20120402013]
10)社内資料︓C6 神経膠芽腫モデルにおけるPDGFR-β活性の阻害(ラット)[L20120409016]
11)社内資料︓RIP-Tag2 モデルにおける⾎管系の変化(マウス)
[L20120402015]
12)Inai T. et al.: Am J Pathol. 165(1) : 35, 2004[L20111109025]
13)Mancuso MR. et al.: J Clin Invest.
116(10) : 2610, 2006[L20111109024]
14)社内資料︓マウス腫瘍モデルにおける抗腫瘍活性(マウス)[L20120402016]
バベンチオ®の作⽤機序はこちら
バベンチオ®+インライタ®併⽤療法の作⽤機序動画
バベンチオ®とインライタ®の併⽤療法(5分44秒)
2023年2月作成 JP-AVE-00083 BVC37M001A